【企業情報】つなぐ技術「矢崎総業」
こんにちは。Yoshiです。
今回は日本の自動車部品メーカーである矢崎総業株式会社を見ていこうと思います。
静岡県にある部品メーカー、「矢崎総業」耳馴染みのない企業かもしれませんが、実はこの会社車になくてはならない部品において世界トップシェアを誇っている企業なんです。
さらに近年では、農業や福祉など様々な事業を展開しています。
そんな矢崎総業について紹介していこうと思います。
矢崎総業の企業情報
まずは矢崎総業の企業情報を見てみましょう。
出展:矢崎総業 「社員クチコミ」 就職・転職の採用企業リサーチ OpenWork
設立 | 1941年 |
代表者 | 矢崎 陸 |
従業員数(国内) | 約18,000名 |
資本金 | 約31億円 |
事業内容
では矢崎総業は具体的に何をしている企業なのでしょうか?
矢崎総業は主に以下の事業を展開しています。(グループ企業も含む)
- 自動車機器事業:
- 矢崎総業の自動車機器事業は、『つなぐ技術』で未来のモビリティ社会を支える研究開発を進めています。
- ワイヤーハーネス(自動車用組電線)やメーターを中心に、電力と情報を確実かつ正確に、必要なところへ伝える技術を追求しています。
- 「クルマの中」、「クルマと人」、「クルマと社会」をつなぐ多種多様な製品を提供しています。
- 農業・食品事業:
- 矢崎総業は新事業基盤構築も推進しており、その中で注目されるのが、ゲル被覆種子事業や食品リサイクル事業の有機肥料を使用した農作物の生産などのアグリビジネスです。
- 矢崎総業は地方農業を支える取り組みとして農業事業の6次産業化に取り組んでいます。
6次産業化とは農作物を栽培する1次産業を単体で捉えるのではなく、加工の2次産業、販売の3次産業をひっくるめた考え方です。1×2×3=6(次産業)
一体化することで農業の可能性拡大に挑戦しています。
- 介護事業:
- 矢崎グループの介護事業は「地域の方から必要とされる事業者であり続ける」という理念の元、最高のサービスを提供し続けることを目指しています。
- それぞれの地域の方々と連携し、地域の文化を尊重事業を行うことで地域の特性を活かした介護福祉の発展に貢献しています。
- 環境リサイクル事業:
- 矢崎グループの環境リサイクル事業はプラスチック使用量・CO2排出量の削減を行い循環型社会への貢献に向けて進化し続けます。
- 創業者・矢崎貞美氏の言葉「もったいない」「ゴミ箱ではなく再資源箱」という精神を引継ぎ、矢崎グループは紙のリサイクルを行い、紙を主原料とした環境にやさしい紙発泡体製品を製造しています。
■矢崎総業のつなぐ技術
このように矢崎総業は様々な事業を展開しています。
ですが矢崎総業の大きな特徴としては、この後出てくるワイヤーハーネスのように、物と物を「つなぐ技術」に秀でた企業です。
上記の事業内容をまとめると、矢崎総業が特に注力している「つなぐ技術」がこちらの3つになります。
「自動車機器事業」:人とクルマをつなぐ
「生活環境機器事業」:ガス、電気、太陽熱などのエネルギー機器供給や、生活に密着した製品を通して、人と暮らしの安全・快適をつなぐ
「新規事業」:介護、環境、リサイクルなど地域社会への貢献、環境負荷の低減によって、人と社会を未来につなぐ
これらの「つなぐ」を土台に矢崎総業は社会を支える製品を作り続けています。
自動車機器事業
様々な事業を取り上げてきましたが、矢崎総業のメイン事業はやはり自動車機器事業です。
特にワイヤーハーネスは矢崎総業の主力製品です。
ワイヤーハーネスとは自動車内の電力供給や、情報伝達を行っている電線の束になります。
自動車にとっての神経・血管にあたる重要な部品です。
出展:ワイヤーハーネス | 矢崎総業株式会社 (yazaki-group.com)
そのワイヤーハーネスを矢崎総業は1941年から製造しており、様々な環境においての安全・信頼性で数多くの自動車メーカーから高い評価を受けています。
そのような背景もあり、矢崎総業のワイヤーハーネスは世界トップクラスのシェアを誇っています。
さらにハイブリッド車用のワイヤーハーネスやコネクタ類でもトップクラスのシェアを誇っており、時代の変化に柔軟に対応できる技術力の高さがうかがえます。
企業文化
次に矢崎総業の企業理念について見ていきましょう。
「世界とともにある会社」「社会から必要とされる会社」
これが矢崎総業の社是です。
この社是からも矢崎総業がモノづくりの中で、何が今世界が何を必要としているのか常に考えながら事業を展開していることが分かります。
また矢崎総業は創業者・矢崎貞美氏の言葉「もったいない」「ゴミ箱ではなく再資源箱」という精神を大切にしています。ですので全社をあげて、地球環境との共存共生に取り組んでいます。
矢崎総業は、非上場で同族経営を行っており、その独自性を活かしています。例えば、内定者向けの海外研修や社員子女を対象とした国際サポートなど、家族的な雰囲気が根付いる企業でもあります。
ワークライフバランス
ワークライフバランスですが、有休消化率は63.5%ほどで、月の残業時間は平均22.3時間程度。
また口コミベースではありますが、有休休暇は非常に取りやすい環境だそうです。
その他制度については以下に示します。
- 有給休暇制度:
- 矢崎総業では、従業員が有給休暇を取得しやすい環境を整えています。有給休暇は、リフレッシュやプライベートな時間を大切にするために活用できる重要な制度です。
- 有給休暇の取得を奨励しており、従業員がリラックスできる時間を確保できるようサポートしています。
- フレックスタイム制度:
- 矢崎総業では、一部の部署でフレックスタイム制度を導入しています。これにより、従業員は柔軟な出勤・退勤時間を選択でき、仕事とプライベートのバランスを調整できます。
- 矢崎総業では、一部の部署でフレックスタイム制度を導入しています。これにより、従業員は柔軟な出勤・退勤時間を選択でき、仕事とプライベートのバランスを調整できます。
- 在宅ワーク:
- 近年、在宅ワークが一般的になっています。矢崎総業も一部の職種で在宅ワークを認めており、従業員のライフスタイルに合わせた働き方をサポートしています。
- 近年、在宅ワークが一般的になっています。矢崎総業も一部の職種で在宅ワークを認めており、従業員のライフスタイルに合わせた働き方をサポートしています。
- キャリア開発プログラム:
- 矢崎総業は、従業員のスキルアップやキャリアの成長を重視しています。研修プログラムやキャリア相談などを通じて、従業員の能力向上を支援しています。
- 矢崎総業は、従業員のスキルアップやキャリアの成長を重視しています。研修プログラムやキャリア相談などを通じて、従業員の能力向上を支援しています。
- 健康管理制度:
- 健康診断やメンタルヘルスケアなど、従業員の健康をサポートする制度があります。健康な体と心を保つことで、仕事とプライベートのバランスを良好に保てます。
年収・福利厚生
東洋経済社、就活四季報によるとキャノンの年収は716万円となっています。
新卒1年目の年収は400万円程度。
また年齢ごとの年収を見てみると
- 役職なし(3等級から8等級):
- 1-12年目: 年収約400-700万円
- M1(課長):
- 13-17年目: 年収約800-900万円
- M2(部長):
- 18年目以降: 年収約900-1,000万円
- M3(本部長):
- 評価次第: 年収1,000万円以上
本部長職に上がると年収は1000万円を超すようです。
イメージでは30歳600万、40歳900万といったところでしょうか。
次に福利厚生は以下のようになっています。
- 健康・リフレッシュ:
- 人間ドッグ受診補助
- 子宮がん・乳がん検診補助
- 歯科検診実施
- 健康づくり活動実施(歩こうDAY)
- ノー残業デー推進
- 社内診療所施設
- 海外出向者健康管理実施
- フィットネスクラブ利用補助
- 日常生活:
- 食堂利用補助制度
- 食事補助制度(事業所による)
- 独身寮制度
- 社宅制度
- 単身寮制度
- 駐車場使用支援(独身寮・単身寮・社宅利用者)
- キャリア開発:
- ジョブリターン制度(退職後の再雇用登録)
- 各種活動(矢崎従業員子女サマーキャンプ、グループ年賀実施など)
- 通勤:
- 通勤費補助
- 新幹線通勤手当支給
- 有料道路通勤手当支給
- 通勤バス配車
- 休暇制度:
- リフレッシュ休暇制度(特別休暇・旅行クーポン)
- バックアップホリデー制度(有給休暇積立制度)
- 看護休暇制度
- 介護休業制度
- 介護短時間制度
- 介護休暇制度
- 慶弔:
- 結婚・出産祝金支給
- 住宅取得祝金支給
- 死亡弔慰金支給
- 傷疾病見舞金支給
- 災害見舞金支給
- 財務形成:
- 財形貯蓄制度
- 従業員持株会制度
- ダイバーシティ:
- ウェルネスセンターのご紹介
まとめ
これまで矢崎総業の会社概要についてみてきましたが、まとめると以下のようになりそうです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。